これも感覚統合療法?
二男Joeが、月に2回通う精神科のカウンセリングの時間に、『感覚統合療法』を始めてから約1カ月。
S大の専門家に勧められた『毛布ブランコ』を、変わらずやっています(前記事はここ)。
体重20キロ以上のJoeを毛布の上に乗せて、両端を私と心理士のIさんと持って揺らすこの作業、なかなか大変です。
毎回、約1時間に7回ぐらいやって大人二人がヘトヘトになっています
この様子を、毎回ビデオに撮って、Iさんが、S大の専門家に見せに行き指示を仰ぐ。
すると、専門家さんから「周りの言葉が多すぎる。本人にもっと考えさせるように。」といわれたそうで。
つまり、私が先回りして言葉を掛けてしまっている(世話焼き過ぎ?)傾向があるので、そこを止めることが必要だと
そこで、新しい療法が加わりました。
『高いところのものを取る』
ボールをテープで部屋のあちらこちらに張り付け、Joeに取ることを促します。
この療法の目的は、Joeが一人で、高い位置にあるボールを、何をどう使うと取れるかを考えるようになることです。
そうなると、自分の体と、他の物の距離感、物の使い方が分かってくるようです。
でも、残念ながら、この療法、Joeがあまりやる気を見せず、初回はあまり上手くいきませんでした
そこで、心理士のIさん。
「次回は、ボールはやめて、Joeくんの好きなおせんべいにしましょ」と。
『おせんべい』??
実は、毎日の様に、私の目を盗んで、椅子を持ってきては、冷蔵庫の上にあるお菓子箱を下ろし、おせんべいを取っていくJoe。
この行為こそが、療法としては意義があるそうで。
行儀の悪さに、いつも怒っている私でしたが、これは、まさに『目から鱗 灯台下暗し』でした。
これからは、お菓子箱を取りにくくして、Joeの頭を更にフル回転させるように指導を受けました
変だけど、説明されると、納得してしまう、不思議な療法の『感覚統合療法』。
まだまだ、奥が深そうです。
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