d3.ペアレントトレーニング

こだわりを逆手に取る

 発達障害と診断された人に、素晴らしい成果を残す人がいるということを聞いたことがあります。

 発達面での障害がある半面他の特定の感覚が研ぎ澄まされるとか、こだわりの強さや集中力が専門分野をとことん突き止める力になるとか、色々な説を聞いたことはありますが、身近にいる人ではないので、あまり気にしたことがありませんでした。

 でも、つい最近、意外に近くにそんな人、否、そんなshineがいることが判明しましたheart04

 先日、二か月に一回開催される発達障害児用の活動支援サークルに参加した時に、行われた保護者によるグループワークでの事です。

 同じ学年の保護者が集まり、『子供がハマったこと、良かったこと』について話すことになり、順番に自分の子供の話を紹介していった中で、私の横に座っていたお母さまの番になりました。

 『うちの子は、年中の時からピアノにはまっていて、毎日2時間以上、週末は4時間以上ピアノを弾き続けます。学校の宿題も、終わったらピアノが出来ると思って、頑張ってやります。その成果があってか、ピアノの全国コンクールで優勝しました。』とサラっと話してくれました。

 全国で、優勝??

 お母さま曰く、『元々音には敏感な子で、苦手な音が沢山あって大変だったけど、ピアノを弾くことで心地よい音が作れることが嬉しいみたいです。』と

 つまり、苦手とすることを『音への感覚が鋭い』と捉え、音楽の方に結びつけてみたら、上手くハマってしまったということ。

 もちろん、コンクール優勝までの道は、決して楽ではなかったようで。

 お子さんは、広範性発達障害と診断され、支援学級の情緒クラスに通う男の子。

 ピアノを始めた当初は、レッスンに行っても5分座るのがやっとで、後は部屋をぐるぐる回っていたばかりだったとか、指導をする先生のピアノに砂を入れてしまったとか、ガラスを割ってしまったとか、トイレを水浸しにしてしまったとか(水の渦typhoonに興味があり手を便器の中に突っ込んでしまったらしい・・・)coldsweats02

 完璧主義なお子さんらしく、上手く練習が出来ないと、自分を叩いたりして激しく怒っていたとか。

 レッスンの時だけはなく、発表会やコンクールの時も、普通の子であれば一人でお辞儀をしたり、椅子に静かに座れるのに、ステージ上から『おかあさーんannoy』と呼ばれてステージ上に登るはめになったりと、数多くの苦労を体験したとかcoldsweats02

 このお母さまの凄いところは、ここまでずっと子供に寄り添い続けてきたことです。

 お子さんがピアノを始めた時には、ご自身も一緒にレッスンを受け始めたとか。

 なかなか出来る事では無いですよね。

 私なら、これ幸いと、レッスンの間どこかで休憩していますよ、絶対にcoldsweats01

 実は、このお母様、私が働いている会社に一緒に同期入社した女性で、彼女が子供を出産して辞める前までの約6年間、一緒に敷地内で働いていたのです。 

 彼女とは辞めてから、殆ど顔を合わせる機会が無くて、お互いの状況は知らなかったのですが、今年から参加しているこのサークルで久しぶりに再会し、お互い障害児を持っている状況を知ったわけでsweat01

 約20年前には、『Cloloちゃん』、『Tちゃん』と呼び合う無邪気な若手社員でしたが、今や素敵なお母さんになっていてビックリ。

 子供を本当に好きなものに導いたことも素晴らしいですが、それに付き合ってきて大変だったこと面白かったことを楽しげに話す彼女がとても素敵でした。

 意外にも、私のとっても身近に、凄い才能を世間に見せている子がいることに驚くとともに、お母様の努力に感激。

 私も、才能を引き出すまでは行かなくても、Joeの好きなことを少しでも延ばしてあげられうような接し方をしてみようかな~とも思ってみたりした次第です・・・。

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校長先生効果

  前にも一度書いたかと思いますが、長男Boeと二男Joeが通う小学校の校長先生が今年から変わり、発達支援教育と縁が深い校長先生がやってきました。

  10年程前、発達障害児の支援の重要性が認めら始めた頃、私達が住む市でも支援教育のモデル小学校が設置され、その時モデル校で教頭先生をされていたのが、今回就任した校長先生であり、それ以来ずっと、発達支援に関わる仕事をされてきたとのこと。

  教育委員会での仕事、特別支援学校の校長、支援学級が10学級以上もある中学校の校長等経験されてきて、市の発達支援級の先生達はもちろん障害児の団体ではかなり名が知れた方のようです。

  Joeの担任の先生も、新しい校長先生の就任に非常に喜んでおり、今年度から、隔月に一回子供達が体育の授業を受けている間に、支援級に在籍する子供達の保護者と、校長先生を交えて『勉強会』なるものを開催することにしました。

  勉強会の一回目は、新年度を迎え、学級が二つに増えたばかりの頃だったので、保護者同士の顔合わせと担任の先生からの学級の紹介に留まりましたが、二回目は校長先生による進路の話で、普通高校や職業訓練所のメリットデメリットから障害者手帳の有無による手取りの違いなどが聞けて、なかなか面白かったです。

 

  有名人と聞くと、つい構えてしまいますが、この校長先生はかなり気さくな先生で、『私は口数は少なく、つまらない人間ですが…』と必ず前置きをするものの、よく話し、話がよく脱線する面白い人です。

  個人的には、このノリの人が職場にいたら毎日疲れるかも?(失礼!coldsweats01)と思いもしますが、考えたことは直ぐに行動する実行力には驚きます。

  勉強会の三回目は、学区の中学校の支援学級に子供を通わす保護者の話を聞くと言う内容でしたが、聞くよりも子供達の様子を見た方が早い』という校長先生の意見で、中学校の支援学級に見学することになりました。

  Joeは三年生なので、中学校はまだ少し先な話ではありますが、余裕のある時に見学するのも良いことかと思い、少し先の話ですが今から楽しみにしていますheart04

  四回目以降の内容はまだ決まっていませんが、子供達と給食を食べる話も出ていて、校長先生の影響の余波で、今後も楽しみな企画が出てきそうでちょっと期待しているこの頃の支援学級の話でしたconfident

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講演会へ出掛ける

 二男Joeが籍を置く、支援学級のお友達のお母さまに誘われて、某大学の教育学部心理教育学科の先生の話を聞きに行ってきました。

 講演の内容は『こころのユニバーサルデザインを学ぼう』

 ユニバーサルデザイン自体をよく理解していないまま、日曜日の午後にわんぱく3兄弟から解放される良い口実heart04と思って、参加しただけだったのですが、結構面白い内容の講演でした。

 講師の先生は、ちょうど私と同じぐらいのアラフォー男性。

 大学時代から、障害児との関わりに力を入れ、障害児や不登校児とのキャンプ体験や、スクールカウンセラーなどの経験を経て、現在、日常生活で実体験の不足しがちな子どもたちを対象に、一人ひとりの「やってみよう!」という気持ちに寄り添った体験活動の推進を進めているとか。

 若干、『この人、本当に大学の先生?』と疑いたくなる雰囲気を出している方ですが、子供の気持ちを大事にしている姿勢が話の端々に感じられ、脱線の多い講演でしたが、ついつい聞き入ってしまいました。

 

 講演の大雑把なまとめとしては、『こころのユニバーサルデザイン』は、思いやりの気持ちを持つことから始まると。

 思いやりの気持ちは、『認められた経験』から育つもの。

 認められた経験を持つと。自分を認めることができ、他人をも認められるようになり、思いやりに繋がる。

 

 まずは、大人から、周りの人に『思いやり』ある行動をすること。

 そして、身近な子供をきちんとみとめることから、コツコツと進めて行きましょうという話でしたconfident

 

 講演が終わり、帰り支度をしていると、通路を隔てた隣の席に座っていた女性がなんと、以前Joeが通っていた通園施設のかつてのクラスメートSちゃんのお母さんsign03

 思いもかけないところで遭い、お互い驚くとともに、再会を大いに喜んでしまいましたhappy02

 Sちゃんは、何を隠そう、Joeの初恋の相手heart04

 もしや、この再会も何かの縁lovelyと、ついついメルアドを交換し、名残惜しみながらお別れしました。

 近いうちに、二人のデートにお供出来るかも?ですsmile

  

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第4回&5回ペアトレ

 隔週で通っているペアレントトレーニング、略してペアトレも、後半になってきました。

 前回までは、『ほめ上手になろう』、『観察上手になろう』など、子供の現状を受容するテクニックにについての話でしたが、4回目、5回目は、子供に新しいことを教えるテクニックに関しての講習でした。

clover新しいこと、身につけてもらいたいことを教える前のポイントとしては、それがどのような作業で構成されているかを細かく分析すること

 例えば、『カップラーメンを作る』。

 一番シンプルなタイプのものでも、蓋を開ける、お湯を注ぐ、蓋をする、3分待つ・・。少なくとも、4工程で構成されます。

 その工程全部ができて、『カップラーメン』が出来あがるわけなので、その工程一つ一つ出来ていくことを褒め、少しずつ身につけさせる。

cloverいざ実践する時、教えたい目標の内、本人が一人で出来そうなこと、周りの人間の手伝いが必要なことを見極め、適度に言葉掛けや支援を行い、本人の達成感を引き出す。

 ・言葉掛けは、子供に理解できる言葉で、具体的にはっきりと

 ・効率よく支援する方法として、今まで実践された支援ツールが紹介されました。

 玄関の靴を揃えるために、実際の靴の実物大の写真を玄関の床に張り、そこへ靴を揃えるようにしたとか。

 テーブルの全域を拭くために、テーブルに数字を書いたシールを張り順番に拭くようにしたとか。

 アイディア豊富の手作り支援ツールを見て、お母さんお父さん、皆頑張っているんだな~とついつい感心してしまいましたconfident

clover実践しながら、方法が子供に合っているかを常時見直し、ステップアップしたり、少し絞って取り組んだりと改善をする。

 ペアトレ講習中に、お風呂で体を洗うための支援ツールとして、体の洗う場所と順序が描かれた紙を頂きました。

 そこに私がマジックでコメントや矢印を描いて、ラミネートをしたのがこちらdownwardleft

Hitoridearau

 私の字の汚さが目立ちますが・・・sweat01

 これを水にぬらし、お風呂場の鏡に張って、只今二男Joeに、現在指導中。

 字が読めるようになってきたJoeは、長男Boeと楽しんで体を洗っていますgood

 今まで、私の膝に座り込んで、洗ってもらうのを人形のように待っていただけの子供が大進歩ですhappy01

 『もう、飽きた~』と言わないうちに、上手く習慣として定着させないとッwink

 

↓Clolog.も参加しています。

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